実は奥が深い大須 その達人石原さんが教えるまちの歩き方

2014年3月25日   

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3月15日に行なわれた「盛りのBA・BA・BA」 みなさま、楽しんでいただけたでしょうか。
イベントは終わりましたが、大須の楽しみはこれだけではありません。
 

古着や電化製品を求め、寺社に赴き、食べ歩きしながらまちをぶらり、
昔ながらの日本を感じながらも多国籍文化に触れられる“ごった煮”のまち。
 

そうやってふらっと立ち寄れる大須ですが、まちをじっくり見てみるとトリビアがずらり!
今回は、大須生まれ、大須育ちで大須案内人(※)でもある石原基次さんとのまちあるきツアーをお届けします。
 
※大須案内人とは、主に来街者に対し、大須商店街においての質問に応えるボランティアグループ。
「大須案内人」と書かれた法被を着て、土曜・日曜に街中に登場します。

まずは、NAMO.事務所で昭和時代の地図を見ながら大須のまちの始まりからレクチャー。

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名古屋城ができると、それに伴い寺社や武家屋敷、町屋などが清須から移されました。
これが、いわゆる清須越です。
寺社が多く集まる場所として、名古屋城の南に位置する寺町つまり南寺町に指定されます。
 

みなさん、“本町通”はご存知でしょうか。
大須のマップ付きフリーペーパー「大須マップ」で確認すると、門前町通や大須本通にあたる南北の通りです。
現代は名古屋駅と栄をつなぐ東西の道がメインストリートだと思われがちですが、
南は熱田の宮の渡しから、北は名古屋城までを結ぶ“本町通”が江戸時代のメインストリートでした。

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そんな事前知識を入れて、いよいよまちあるきツアーに出発!まずは、裏門前町通を北上していきます。
 

通りを歩きながら石原さんが、
「昔は大須案内人の一人、よっさんがここを馬車が通っていたと よくそういう話をしとった。
吉田さん昔のことよう覚えとんだー。
多分、ご先祖さんが体験したこと覚えとるんじゃないかなあ。(笑)」と
冗談も交えながら、和気あいあいと進みます。
“よっさん”こと吉田さんは、石原さんと同じく大須生まれ大須育ちで、
大須案内人としても活躍し、journal NAMO. No.2にも登場してくださっています。
(journalはまちなかのカフェなどに置かせていただいています)

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さて、この裏門前町通にはかつて家具屋さんが30軒ほど建ち並んでいて、「家具通り」とも呼ばれたそう。
今でも数軒残っており、その光景に当時を少し感じられると思います。

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そのまま突き進んでいくと、自動車用信号と歩行者用信号が一体になった見慣れない信号機を発見しました。

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なんと、日本でここにしかない信号なんだとか。
実は、支柱が1本しか建てられないためこのような形態になったんです。

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戦前、昭和44年10月に区画整理が行なわれる以前
大須の北側を東西に走る若宮大通(通称:100m道路)がまだなかった頃、
今のように大須と栄は分断されておらず、ひとつなぎとなっていました。
 

名古屋三大祭のひとつ、若宮まつりで有名な若宮八幡社。
ちなみに、このお祭りは5月に開催されます。
お祭り当日は、たくさんの山車が集まり、その光景は見ものです。
境内には町名を掲げたテントがたくさん並び、町内毎に出す食べ物・飲み物を楽しみながらお祭りを満喫できます。
そして、「ここの桜はこの辺りで一番綺麗に咲き、花見も楽しんだ」のだとか。

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続いて本町通を南下し、大光院へ向かいます。
大須にあるお寺の中でも大光院、大須観音、万松寺は開放的で「大須大道町人祭」の会場としても貴重なところです。

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全身金色に覆われたダンサーが踊りを舞う「金粉ショー」がこの大光院で行なわれ、大盛況なんだそうです。
これは「大須商店街とお寺が協力的ないい関係にあるからできること」。
ちなみに、同じくこのお祭りで行なわれる「おいらん道中」は第1回の大須大道町人祭からずっと続いています。
(詳しくはこちらをご覧ください)

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大光院から南下していくと、緑の葉が生い茂った小山に辿り着きます。
こちらは那古野山古墳。最近閉館になり話題になった大須演芸場の真裏にあります。

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小さい頃からよく古墳に登って遊んでいて、愛称はたぬき山。
一昔前は、大須演芸場はストリップ劇場で、もう少し大きかったそうです。

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そして、石原さんと大須演芸場と言えばこのお話。
「子どもの頃遊んでいたときに、そのストリップ劇場内が覗けないかと古墳の上から覗き込んでいました。」
いつも照れくさそうに話してくださいます。

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お次は、観音通りから脇道へ入っていきます。そこは大須のディープスポット。
目に飛び込んできたのは「和気愛2」、「ながさき」というお店の看板です。
まさかこんな味わい深い路地があったなんてとスタッフの目が輝きます。
 

大須に来たらここ!といつものルートを回りがちだけど、
歴史ある場所・話からディープなお店まで、少し足を踏み入れてみれば、
また違ったお気に入りが見つかるかもしれません。


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